今のところの私の決め玉です。
デジイチデビュー仕立ての頃、といってもわずか数ヶ月前ですが、トロットロととろけるようなボケがどうしても撮りたい、それには明るいレンズが必要、ということで、青森のハードオフで発見して興奮のうちに即買いしたf1.4です。
とろけ具合は期待以上で、なんというか、ちゃんと質量を感じられるボケなんですね。しかもトーンがややアンバー寄りなので、出てくる絵は「溶けるチョコレート」のような印象があります。なので、人肌は随分しっとりと写ります。
同じ写真を、ハイキー気味で現像。女子カメラか写ガール風に。
決してボケだけがウリではなく、1~2段絞れば、狙ったポイントだけキリッと写ります。
今のところ、わんどの写真部で掲載している写真の大半は、このレンズが写しました。初心者の自己満足ではありますが、このレンズのお陰で、少なくとも「観てもらいたい」欲求を正当化する気になったことは確かです。
かつてはニコンのキットレンズだったらしく、相当数の中古品が出回ってて、値段も随分安いですね。この個体は¥5,250。私が言うのもなんですが、ニコンのボディを手に入れたなら、次に買うエクイップメントは、ニッコールのマニュアルフォーカス50mmF1.4でしょう。費用対効果抜群、中古でも随分状態がいいのが相当数出廻ってます。
うーん、¥5,250でこんなに幸せになれるとは…。ニッコールの中古レンズで一番お得なシリーズでしょうね。