道を歩いていると、作業着を着て三脚のカメラのような機械をのぞき込みながら仕事をしている人に会うことがあります。すれ違いざま『写真に写っちゃうかな。』と子供心に緊張したものです。幼かった頃の皆さんもそういった経験はありませんか?あのレンズを覗くとどのように映っているのでしょうか。
測量・建設という仕事
大和コンサルタント様から制作依頼のご連絡をいただいた時は、また一つ新しい職業について知る事ができることにワクワク。
サイト制作のための取材を始めて分かったことは、測量設計という仕事はかなり技術の進歩が目まぐるしいということ。A地点からB地点までメジャーで測る仕事、という昭和なイメージを持っていた私でしたが、実際に仕事内容をお聞きすると全く違うものでした。UAV(私たちが身近に使う言葉としてはドローン)やGNSS(衛星測量システム)等を使ったデジタル測量、建設コンサルタントとしては図面に直接書くのではなく測量データをもとにした建設CADを使用、つまり現代の技術を駆使したお仕事です。
時代とともに変化するパワー
その一方で大変レトロな道具も見せていただきました。社長が入社当時設計図面を書く時に使っていたというもので、ペンとインク、図面を手書きするための特殊な道具。
最終目的は同じであっても、それを達成するまでの経過がここまで変わったということは、常に新しいものを受け入れ少しずつ仕事内容を変化させ、それを繰り返してきた結果です。新しいものに移行するためには、柔軟性と最新のものへの研究心・勉強・訓練が必要です。もちろん古き良き伝統を守りぬくことに価値を見出す仕事もありますが、測量設計においては、効率性や精密性・質の向上のため最新の測量機器・測量学が不可欠だとよく分かりました。そして新しい技術が開発される度に、学び、練習し、上達させていくパワーは素晴らしいなあと感服します。
大和コンサルタント様のウェブサイトの特徴
建設コンサルタントのような職種のイメージは、世間一般には堅い印象ではないでしょうか。しかし、実際訪問させていただいた社内の雰囲気は大変柔らかく皆さん和やかなことに良い意味でギャップを感じました。サイトの素材としての写真撮影は、社員の皆様にお仕事中にも関わらずご協力をいただきましたが、本当にいつも快くご対応いただいたことに感謝しかありません。そのような社内の雰囲気は、サイトに散りばめられた社員の皆さんの表情から感じていただけるものと思います。
今回のサイト制作のポイントは、BtoB企業ではありますが一般の方にも仕事内容が分かりやすように表現したことです。そして視覚的には社内カラーである青を基調としつつ、すっきりと明るい感じに仕上げました。また、公共事業を行う点から堅苦しくなりがちなイメージですが、トップにイラストや手書きのキャッチコピーを入れることで柔らかさもプラスしました。こちらは、大和コンサルタントの皆さんの人柄を表すことができたのではないかと思います。
サイトを開いた時に立体的なロゴの動きを付けることで、インフラ整備に伴う測量設計へのリスペクトを表現させていただきました。ぜひ、皆様にもサイトを開いてご覧いただけたらと思います。
——-ご紹介したサイト——-
株式会社大和コンサルタント様 (青森県黒石市)
https://daiwaconsultant.com/
測量業、建設コンサルタント、補償コンサルタントを請け負っております。